繰上げ返済について
住宅ローンの返済テクニックとして繰り上げ返済がよく取り上げられますが、じつは繰上返済には2種類あり、「期間短縮型」と「返済額軽減型」と呼ばれる方法です。一般的に繰上返済と言われよく利用されるのは前者の「期間短縮型」ですが、それぞれ特徴があり別の目的で利用したほうがいいでしょう。
【期間短縮型の特徴】
■ 毎月返済額(ボーナス加算額):変わらず
■ 残り返済期間:短くなる
※繰上返済の金額により短くならない場合もあるので注意しましょう。
【このような方にオススメ!】
■ 将来の利息を大幅にカットしたい方
■ ローンの早期完済をしたい方
返済額軽減型の特徴】
■ 毎月返済額(ボーナス加算額):軽減される
■ 残り返済期間:変わらず
【このような方にオススメ!】
■ 将来の教育費負担などに備えるために、家計のキャッシュフローを調節したい方
■ マイホーム購入時に借り入れをし過ぎた方
■ 今は共働きだが、将来の収入減に備える方(このケースは多く見られます)
繰上返済には手持ちの現金を使います。言い換えれば、手元から利用できる現金がなくなり、急な出費などが発生した場合はそれは使えないということです。
住宅ローンの返済は通常の返済であろうと、繰上返済であろうと貯金とのバランスがもっとも重要です。「ご利用は計画的に」というのは、繰上返済の利用にも当てはまります。
日本人は借金が嫌い!住宅ローンも借金と考えている方は、「期間短縮型」のローン貧乏地獄にはまってしまうケースが多く見られます。特に、何事もしっかりしている女性に多く見られます。
「期間短縮型」の利息軽減効果は高いです。今の時代、銀行口座に置いておくことがバカバカしくなるほどです。確かに毎月の預金通帳に記載される預金利息と、住宅ローンの支払利息を比べて腹を立てるのも理解できますが、ここは冷静になりましょう。
ローン貧乏地獄とは、「期間短縮型」の支払利息軽減効果と期間短縮効果に魅了され、貯金とのバランスがとれずに急な出費に対応できなくなる状況を指します。
毎月の出費を減らして、住宅ローンの返済という長期戦に備えるために計画的に使っていくのが「返済額軽減型」です。
繰上返済の利用方法を十分理解して、初めて余剰資金を賢く使うことができます。住宅ローンとは長いお付き合いになるため、くれぐれも繰上返済のご利用は計画的に。
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